2022.10.01 sat–2023.03.21 tue
21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa Design Gallery

「lab.5 ROUTINE RECORDS」
金沢21世紀美術館
デザインギャラリー
2022.10.01-2023.03.21
こだわりの集積が音色になって
生まれる新たな気づきときっかけ
繰り返されるこだわりの音色をきっかけに知る彼らのことは、
きっと楽しくて素敵だ。もっと知りたいと素直に思う。
「ROUTINE RECORDS」は、知的障害のある人が過ごす日常で繰り返される「音」に着目し、
社会へ届ける実験的な音楽レーベルです。
知らない、わからないから抜け出して、新たな気づきのきっかけへ。
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keigotakano / Community Support center porepore
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Community Support center porepore
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日々のリズムで編み出した
音楽を通して繋がる日常
知的障害のある人には、日々繰り返される行動習慣がある場合があります。
特定の商品のパッケージを毎日触る習慣があったり、
ゴミを捨てる際、バケツを必ず「ポンっ」と叩くことがお決まりだったり。
一見すると理解はできないかもしれないその行動も、
彼らにとってはひとつひとつ意味のある欠かせないリズムとなっています。

「ROUTINE RECORDS」では、そんな行動習慣にまつわるさまざまな音を聴取/音源化。
それらを用いて音楽を生み出す体験や、プロの音楽家による楽曲を通して
普段触れることの少ない知的障害のある人とわたしたちの垣根なき日常を繋ぎます。
ABOUT HERALBONY
ヘラルボニーは「異彩を、 放て。」をミッションに掲げる、福祉実験ユニットです。
日本全国の主に知的な障害のある福祉施設、作家と契約を結び、2,000点を超える高解像度アートデータの著作権管理を軸とするライセンスビジネスをはじめ、作品をファッションやインテリアなどのプロダクトに落とし込む、アートライフスタイルブランド「HERALBONY」の運営や、建設現場の仮囲いに作品を転用する「全日本仮囲いアートミュージアム」など、福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開しています。これらの社会実装を通じて「障害」のイメージ変容と、福祉を起点とした新たな文化の創造を目指します。社名である「ヘラルボニー」は、知的障害のある両代表の兄・松⽥翔太が7歳の頃⾃由帳に記した謎の⾔葉です。「⼀⾒意味がないと思われるものを世の中に新しい価値として創出したい」という意味を込めています。

https://www.heralbony.jp/
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EXHIBITION CREDIT
主催:金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
助成:文化庁(令和4年度 文化庁文化芸術振興費補助金(Innovate MUSEUM事業))
協賛:東京建物株式会社 株式会社みずほ銀行
PwC Japanグループ 清水建設株式会社
協力:富士通株式会社
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ROUTINE RECORDS vol.1
「ROUTINE RECORDS」の第一弾は、2022 年 10月1日より金沢 21 世紀美術館デザインギャ ラリーにて開催。ギャラリーを作品展示の場所としてだけでなく、調査・研究・実験の場 として開きつつ、そのプロセスをプレゼンテーションすることを目的に 2017 年より始動し た 〈lab.〉(laboratory の略) シリーズの一環として展示します。

https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1806
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